外壁がどんな状態になったら塗装を考えるべきなのか

ビル建築物はタイル仕上げや塗装仕上げの場合が多いとされますが、長い年月の間には外壁表面が劣化して塗装の剥離、浮き、色褪せや汚れ、エフロレッセンスのような白華現象が現れるようになります。
このような場合には建物は企業の顔でもあり、また完成後10年を越えると定期的にリフォームが行われることになります。
リフォームを行わない場合にはその劣化の進行も早く、クラックが目立つようになると、雨が降ったときに雨水がそこから浸入してモルタルが剥離し、外壁の一部が落下することもあります。

ビル建物は住宅と違って市街地に建つ場合が多く、近くを通行人が通っているとここに落下して人身事故につながる可能性も十分にあります。
よって日頃の保守管理は大切になって来ます。建物の構造体を守るには塗装を行って保護することが重要で資産価値も上がることになります。
外壁塗装の耐用年数は塗料の種類にもよりますがだいたい7年から10年とされています。

外壁塗装をする時は年数だけじゃない

しかしこれも立地環境によって変わって来ます。
潮風を受ける海岸に近いようなところでは鉄部の塗装部分も剥がれて錆が進行し、その速度も他の地域よりは早いとされています。
台風が来ると風雨を受けたり建物の一部は飛来して来たものが当たったりすることもあります。

工場に近い地域では排煙から酸性雨によって錆が進行することもあります。
外壁だけでなく、ビルのサッシ窓は外壁と室内空間の堺を成す部分であり、施工の際にはこの隙間に雨水が浸入しないようにコーキングが施されます。
しかしこのコーキングも長い年月の間には収縮して隙間が生じることもあり、ここから雨水が浸入すると雨漏りの原因になります。
さらに屋上でも防水下地の上にシンダーコンクリート打ちを行い防水塗装が施されますが、表面の塗装が劣化するとこれも雨漏りに結び付くことがあります。
コンクリート自体には防水性はありません。この上にモルタルや防水性のある塗料を塗ることで初めて風雨にも強くなるものです。そして汚れは通行する多くの車両から排出される排気ガスが原因とされています。

こうなって来るとビルに対するイメージも変わって来ます。
ビル建築物は住宅の場合と違って塗装面積も大きいものです。又、使われる塗料も違いその塗り厚さも厚くなります。
仮設足場を組んで足場板を渡し養生シートやネットで覆ったり、塗装部分以外のところは養生されてから施工が行われることになりますから費用もそれなりにかかるものです。
しかし最近ではこの足場代金が高くつくというので無足場工法で行われるケースも増えて来ていて、この点は以前よりも安くあがると言えそうです。

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